【完】純白の花に、口づけを。




「んじゃあ、なんでハルさん家に住んでたんだよ」



「あれ、言わなかった?ハル、実家暮らしで親とケンカしたから家出……」



「いや、聞いてねーし」



「わ、ごめんなさい。言ったつもりだった」



「………」



「ちょっと、そんなに白けた目で見なくても……」



「千花」



「う、はい」



「全部事情1から聞くからな」



海でハルさんとキスしてたこととか。



押し倒されてたこととか。



ずっと誘ってきてた理由も、自分のキモチを黙ってた理由も。




「そ、れじゃあ僕はそろそろ帰ろうかなー」



「あ、俺もそうしようかな」



「え!?みんな帰っちゃうの?」



「瑞希くん」



「あー、俺も花のとこ泊まる」



「えええ。ちょっ、みんな…!」



千花の叫びも虚しく、全員リビングを出ていく。