チッ。 「起きてんならさっさと起きろ」 「あんなに低い声で蹴るって言われたら、さすがに起きるし……」 「なんか言ったか」 「言ってない(姉貴の前では猫かぶりな癖に……この地獄耳)」 「先行ってるから、二度寝せずに起きてこいよ」 それだけ言って部屋を出ると、再びリビングに戻る。 手のかかる幼なじみだ。 ……まぁ、信頼はしてるけどな。 「ふふ、お疲れ様。瑞希起きた?」 「無理矢理起こした」 「あら。あ、朝ごはん出来たから先食べてて」 「ん」