「次、どこ行きてーの?」
千花の顔を覗きこむと、恥ずかしそうに視線を逸らしてから。
「と、くにないけど……服でも、見に行く…?」
「ふっ。ん、行くか」
千花が何しても、可愛く見えて。
相当ベタ惚れだな、と思いつつ。
「和架」
「ん?」
「……ううん、なんでもないの」
色んなとこから、ものすごい視線を感じるし、俺は嫌いだけど。
千花といたら話しかけてくるヤツもいねーし。
ゆっくり落ち着いて、買い物出来る。
……はずだったのに。
俺のせっかくの楽しい時間を見事に潰してくれたヤツが来たのは、お昼前。
買い物を終えて、昼飯何にする?という話をしていたところだった。



