【完】純白の花に、口づけを。




アクセサリーショップに入ると、千花は「いいの?」と聞いてきた。



「時間あるからな」



「そうだけど…和架だってしたいことあるでしょ?」



「いや?」



「ないの?」



不思議そうに首を傾げる千花に、笑ってみせる。




「俺は、千花といたらそれだけで幸せ」



「っ、」



一瞬だけ、驚いたように目を見開いて。



恥ずかしかったのか口元を手で覆った千花は、視線をさ迷わせてネックレスを探す。



すげー可愛いんだけど。



そう思いながら千花の横顔を見ていたら、ネックレスのコーナーで千花の頬が緩む。



可愛くて、でもシンプルなデザインが多いから気に入ったんだろうな。