【完】純白の花に、口づけを。




「ごめん、花」



「瑞希、くん……」



ぎゅう、と思いっきり抱きしめた。



……もうこれは、大丈夫そうだな。



「キケンなことしてたのは、許せないけど。まぁ、悪いのは姉ちゃんなわけだし」



「で、でも依千花センパイは悪くない、よ……」



「姉ちゃん庇わなくていいから」



一瞬だけ冷ややかな表情を向けた瑞希に、「ご、ごめんね」と謝る彼女。



あー…千花とはやっぱ似てねーな。



千花は慌てたりしねぇし、いつも冷静で。




「もういいから。とりあえず、無事でよかった」



「っ……」



「でも、まぁ。色々言いたいことあるけど」



「う、」



「花、今日学校サボれる?」



「え?あ……うん、たぶん」



「曖昧な返事だね」