「……いや、でもそれって花が黒になることに関係あった?」
「依千花センパイが、その頃に例のナイフ集団を徹底的に潰したの……」
「……それで?」
「ずっと、平和だったんだけど……最近、そのナイフ集団の後輩っぽい集団がうろつき始めて……」
瑞希が、はぁとため息をついた。
「ナイフは持ってなかったんだけど、キケンなことやり出したから潰しとこうってなったの。それで、お願いされたの」
そう言って話し終えた彼女の目の前に立った瑞希は、「花」と声をかける。
その表情は、飽きれてるのか怒ってるのか曖昧な感じだ。
ゆるゆると顔を上げる彼女の額を。
「うっ、痛い」
パチンとデコピンした瑞希は、腕を引いて。



