【完】純白の花に、口づけを。




「傍に、いて」



「……うん、いるわ」



弱ってる時の和架は、放っておけない。



彼の手をぎゅっと握った。



「でも、飲み物とか取ってこなきゃ和架がしんどいでしょう?お粥はもうちょっと楽になってからで良いから、とりあえずちょっとだけ待ってて」



そう言ったら、名残惜しそうに手を離す。



彼の髪をくしゃりと撫でてから、「待ってて」と部屋を出た。




水と、あとタオルと洗面器。



薬は、お粥食べてからで良いわよね。



つらつらと考えながら手早く用意して、部屋に戻る。



備え付けの洗面所で、洗面器に水を入れて。



「冷たい?」



「大丈夫…」



タオルを水で濡らしてから、彼の額に乗せてあげる。