【完】純白の花に、口づけを。




「ほら、出来上がり。ちょっとでもいいから食べましょう」



「…うん」



置かれたシチューを見ると、なんとなく安心したのか食欲が戻ってくる。



「どう?美味しい?」



「うん、美味しい」



千花が作ってくれたシチューは、本当に美味しくて。




あんなにボロボロだったはずなのに。



食欲なんて全くなかったはずなのに、俺は千花が作ってくれたシチューを完食した。



「食欲、戻った?」



「うん、戻った」



「ふふ、それは良かった」



千花は食器を片付けると、俺をリビングのソファへと促す。



素直に従って、俺はソファに腰掛けた。