【完】純白の花に、口づけを。




「我慢できなくなったら、キスだけで抑えなくていいわよ」



そんな風に優しく言われても、俺は引っかからねぇよ。



……触れたいとは、思うけど。



つか、そもそもなんでこの状況?



俺、千花を慰めるために部屋に来たはずだったんだけどな。




「和架のいじわる」



「は?突然なんだよ」



「もっと深いキス、してよ」



……はぁ。



付き合ってねーのに。



ってか、そもそもなんで千花は俺に、そんなにキスを求めてくるんだよ。



「深いのがいい」



「あのな……」



「和架、して?」



「………わかった」



甘いな、俺って。