【完】純白の花に、口づけを。




「和架のこと、みんな応援してるから。口に出してもいいと思うよ」



「和架ちゃんが、ちいちゃんに思うことでしょうっ?」



「“傍にいたい”とか。そんな些細なことでもいいんだよ」



すっと、自分の中で固まっていた何かが溶けていく。



千花に迷惑かけないように。



散々隠してきた、感情。



「……本当は」



本音は、何度か出してきた。




だけど。



「──本当は、」



首元で、羽のネックレスが揺れる。



千花がくれた、銀色の、ネックレス。



ずっと、手放さずに持ってた。



小学校の時も中学校の時も、普通に校則違反だったけど、手放せなくて毎日つけてた。



「千花の一番傍で、一番愛されてたい」