「依千花」
「ハル。なぁに?」
「んー、なんとなく?お前泣きそう」
「べ、つに。泣かないわよ」
「だろうな」
バーベキューするらしく、セットを彼は持ってるけど。
「和磨ー」
「んー?」
「俺ちょっと行ってくるから、先準備しといてくれるか?」
「はぁ?この荷物の量…!!」
「あとはコイツら使えばいいから」
コイツら、って俺らのことだろうな。
瑞希は彼女と何やら楽しそうに話してるけど。
「ったく。良いけど、さっさと戻ってこいよ」
「んー」
ハルさんが荷物を置いて、それから千花の手を引いた。
「ハル……?」



