* * *
「海ー!!!」
「希依うるせぇよ~」
「だって、海だよーっ!!」
「わかってるから黙れ、チビ」
「みなくんもすみちゃんも嫌いっ。依千花さーんっ!」
……どこでも変わんねぇな。
おい希依、なんでお前どさくさに紛れて千花に抱きついて胸に顔埋めてんだ。
そこは俺の……。
そう思って、ハッとあることに気づく。
“俺の泣ける場所”
“安心出来る場所”
千花が結婚したら、なくなってしまうんだろうか。
俺の場所。
「希依ちゃん可愛いわね、依千花」
「ふふ、でしょ?」
「依千花の周りってイケメンばっか」
「別に狙ってるわけじゃないのよ」
「狙ってたら私は依千花と親友やってないしー」



