そう樹里が言った瞬間だった。


あの、スーツの女性が、どこからともなく現れ、




「まさにその通りでございます。




七海一郎…死亡。


殺害したのは、小鳥遊祐樹。




さて……、さっき吉川樹里が申した通り、七海一郎は……ニセモノではありませんでした」




と、淡々とした口調で言った。




「そんな……………嘘だろ………………………?


そんな………だって、ヒントが………」




絶望の顔をして、崩れ落ちる小鳥遊君。


何も言えない私達…。




嗚呼……またクラスメイトが殺される………。




「小鳥遊祐樹、ゲームオーバーです。


小鳥遊祐樹を、殺処分します」




スーツの女性が、そう言った瞬間…。




「うっ…」




と、小鳥遊君は唸り、苦しそうな顔をした後…。


動かなくなった。