そう思い、私はそのぬいぐるみらしき物を取り出してみる。




「うっ………」




何これ……。


昔は、熊の…可愛いぬいぐるみだったんだろうけれど…、


耳やお腹から、まるでハサミでズタズタに引き裂かれたみたいに、綿が出ていて、


その綿は…どことなく赤色が染み込んでいるみたいで………。


血……?


ボタンの目は、片方が見当たらない。




「うわ…何、その気味悪いぬいぐるみ………。


ちょ、矢神っち、さっさとヒント教えてもらおうよ………」


「う、うん……。


えっと……ヒント教えてください」




私は、その気持ち悪いぬいぐるみに話し掛ける。


ぬいぐるみは、




「ニセモノは、視力が悪い」




と、それだけ言った。




「「「えっ?」」」




そ、それだけ…………???


視力が悪いって……。