それにしても……屋敷の中は綺麗だな……。


外は、最悪な位にボロボロで、もう怖い雰囲気が半端無かったのに…。


絨毯やクッション、ソファはふわふわだし…、


壁や床も、何回も何回も磨いたみたいにピカピカ。


埃や塵なんて…ひとつもない。




まるで…ついこの間まで誰か住んでいたような……。




って。


そんな事考えちゃ駄目駄目駄目駄目駄目ーーー!!


怖い、考えていたら何か怖くなってきたよ……………。




まさか…。


屋敷で死んだ人達が、今もまだ住んでいて、娯楽の為に私達にゲームさせているとか…!?




「ひぃっ、そんなの怖すぎる…」


「……何言っているの………矢神っち」


「……何言っているんだろう。私…」


「そんな変な独り言言っている暇があったら、ぬいぐるみを探す!」


「はぁーい…」




そして、私が洋服箪笥を調べ始めた時だった。




「あれ…」




洋服とは思えない……ふわっ、とかもこっとした感触……。


これは……。




「ぬいぐるみ……?」