「じゃあ、早速ぬいぐるみを探そう」




樹里の言葉を合図に、私達はぬいぐるみを探し始めた。




本当に、熊のぬいぐるみとか、可愛いもんなのかな…。


というか、どんなぬいぐるみだったか、加藤さんとか川村さんとか、立岡さんに教えてもらっておけば良かったなぁ……。




加藤さん達が見つけたぬいぐるみは、「ニセモノは、親友の好きな人に恋している」って言っていたんだよね。


戸川さんがニセモノじゃなかったら…他にも親友の好きな人に恋している人がいるんだよね。




…嫌だなぁ……。


もし、樹里や綾が、私と同じように勝本君の事を好きだったら…。




絶対無理無理無理っっ!!




もう、そんな嫌な事考えている暇があったら、ぬいぐるみを探す方が先!




そう悶々としながら、私はぬいぐるみを探した。


しかし、この部屋からぬいぐるみは見つからなかった。




「無かったね……ぬいぐるみ」


「そうだね………はぁ」




ため息を吐く樹里。




「まあ、セーブポイントみたいに色んなところにあるんだろうし…。

次、行こうか」


「うん」