少し屋敷の中を歩いていると、内井君、小鳥遊君、田中君、七海君に遭遇した。




「ねえ、さっき、あっち部屋でセーブポイント見つけたよ」




樹里が、さっき私達のいた部屋の方向を指差して言った。




「ありがとう……だけど俺等、もう全員セーブ出来たから」




小鳥遊君が、申し訳無さそうにぽりぽりと頭を掻きながら言った。




「えっ、そうなの?」


「嗚呼…な、七海」


「うん、結構あっさり見つかった…」


「そっかぁ…」




残念そうに、樹里が言った。




とりあえず、私達と内井君、小鳥遊君、田中君、七海君は、セーブする事が出来た。


つまり、これで少なくとも七人は、ニセモノに間違えられて殺されても、大丈夫という事だ。




「じゃあ、俺等はこれで……」


「うん、ばいばーい」




そうして、私達は別れた。