「うふふっ、ふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ………」




無邪気に笑う、"とうか"。




周りに飛び散る肉片と血。




「うっ………」




こんなの……酷いよ………。


酷いよ…………。




「うふふ、はきたくてもはけないでしょ?


だって、おねえさんはニセモノだもん。


おねえさんはおにんぎょうだもんね」




そう……。


私はニセモノで、私はお人形だ。




けれど……。




「だけど、私にだって、お人形にだって心はあるっ!!」


「そのこころもニセモノなんだよ、おねえさん。


おねえさん、大人なのにそんなこともわからないの?」