誰が私を殺すか、でモメている。




ばっかみたい。


本当、ばっかみたい。




何よこれ。


何なのよこれ。




「矢神さんは、ホンモノだって、信じていたのにっ…」




と、堀江さんは涙を流している。


じっと、ホンモノの私が、勝本君の隣で睨んでいる。




何よ。


何なのよ。




訳分かんないわよ。




あーあ、そう言えば言っていたなあ……肝試しする前に。


誰かが夢の中で私に言っていた。




「あなたのにせものをつくらせていただきます」って。




今まで、あやふやな声だと感じていたけれど、今ならハッキリと分かる。