「次、三番どうぞ~」


「四番入ってー」


「五番~」


「ろくばーん!」




次は、私と勝本君の番だ。




「七番入ってー!」




ドキッ、と心臓が跳ね上がった。




「俺達だな、行こうか」


「う、うん………」




はぁ~、いよいよ始まるんだ………肝試しが。


うぅ~…………いざ、こうして屋敷の扉を前にしてみると……。




余計、怖い…。




「大丈夫?」


「う、うん!大丈夫!!」




まるで、自分に言い聞かせるようにして、私は言った。




本当は、すごい怖い。