「この扉の向こうに、何かあったら……良いね」




か細い声で、堀江さんが呟いた。




「きっとあるよ。


だって、どんなに他の部屋を探しても、全くぬいぐるみは無かったし…。


あるとしたら、もう…この奥にしかないと思う…」


「そう、だよね………」




不安が混じったような声で堀江さんがそう言ったところで、


私達の会話は終わった。





携帯の時計を見ると「2:13」。




もう、一時間半位待っている。


どうしたんだろう……。




「遅いね…」


「ね…。


この屋敷は広いっちゃ広いけど…そんなに時間掛かるかな…」




私達がそう言った数分後。


私達は、いつの間にか別の部屋に移動していた。