「どうしたの?」


「この本棚……動かせそうじゃない?」




埃を沢山被った、色褪せた本がいっぱい並んでいる本棚を指差して、堀江さんは言った。




「えぇ~、すっごい重そうだよ!?」


「じゃあ、本を全部どかせばいい。


それに、ゲームとかでよくあるのよ。


本棚が動いて、新しい部屋に繋がっている……とか」




う~ん……そうなの?




「やってみる価値はありそうだな………」




腕を組みながら、倉木君が言った。




「そうだな、そうかもしれない」


「男子が三人もいるんだ。何とかなるだろう」




勝本君も大北君も、うんうんと頷く。




「よし、やろう!」




なるべく簡単に本棚を動かせるように、私達は本棚に入っている本を全て出した。


私が、三冊目の本を抜き取った時。


ひらり、と何かが落ちた。