「う~ん、遅刻はいけないなぁ…」


「わわわ、あと二分だよ~!!」




携帯の画面には「23:58」の文字。




うぅ~……勝本君達、来ないのかなぁ………。




と思ったその時。




「うわ、もう皆来てるじゃん!」




と、勝本君の声。


勝本君…!




「勝本が肝試しの事忘れて、ぐっすり眠ってたせいで遅れちまったじゃねーかよ」




ぶすっと不機嫌な顔をして言うのは、倉木君。




「まあまあ……」




そうやって倉木君を宥めるのは、大北君。




「へへっ、ごめんごめん」



へらへらと笑顔を見せるのは、私の大好きな勝本君…。




良かった、来てくれたんだぁ…………。




「はぁ~…良かった、皆遅刻せずに済んで」




思わず、安堵のため息だよ。




「うん、そうだね。


三人も欠けちゃったら、面白くないもんね」




ほっとしたような綾。