な…。



何、それ…………。




「うるさいっ!!千恵は誰のものでもないわ!!!


このストーカー野郎!!!」




加藤さんが、田中君に向かって大声を上げる。




ストーカー!?田中君が!?


あの大人しい、田中君が川村さんにストーカーをしていたというの!?


だけど、普段大人しい人程、何を考えているのかよく分からなかったりする……。




本当に、田中君がストーカーを……。




「ストーカー?人聞きが悪いなあ、尻軽女。


千恵と僕は愛し合っていたんだよ。


それなのに、お前が引き裂いたんじゃないかあ、駄目だなあもう」


「駄目駄目うっさいなあ!!!


千恵がお前にストーカーされている、っていうから、私がお前に注意してやったんでしょうが!!!この屑!!!」




…加藤さんも容赦ないな。




「千恵千恵千恵千恵千恵千恵……僕だけのものだよ千恵。


僕は千恵だけを愛しているよ。


千恵も、僕だけを愛してるよね?」




気持ち悪い言葉を、ずっと連呼する田中君。


その姿は……まるで大北君を殺した佐々木さんにそっくりだった。


田中君も………病んでいる。