私と樹里と堀江さんと綾は、少し大広間で休憩する事となった。


私達以外のいない大広間は、やけに広く、そして静かだった。


誰も、何も話そうとしない。


誰も、誰かと目を合わせたりしない。


静かに、ただ静かに過ごしていた。




そうやって過ごして、何時間経っただろう。




「ねえ、矢神っち」




沈黙を破ったのは、樹里だった。


樹里は、小声で私に話し掛けてきた。




「綾の事、どう思う?」




と、綾に聞こえないような声で、私に問い掛けた。




綾の、事………。


正直に言うと……ちょっと、変かなって思う。




だけど、綾のいるところで、そんな事言える訳もなく、




「さぁ…どうだろう」




と、私は曖昧に言った。