「これで………ニセモノの可能性があるのは…。


加藤さん、川村さん、立岡さん、西川さん、平川さん、樹里、綾、堀江さん、そして私………」




この中で眼鏡をかけているのは綾だけだけれど…。


他にも、私みたいにコンタクトレンズの人がいるかもしれない…。




「それは違うよ、忍ちゃん……立岡さんは一回殺されたから…。


立岡さんは省いて…ニセモノの可能性があるのは…………八人だよ」




と、綾が言った。




「そうだな………だけど、やっぱり無駄死にはしたくない……。


全部のヒントを見つけるまで…誰かを殺すのは……やめよう…」




勝本君がそう言った。




うん……そうだよね。


私だって、もう誰かが死ぬのは………嫌だもん…………………。