私が、そう不安になっている時だった。




バンッ!!


バンッ!!




という音がした。




何、これ………。


もしかして、銃声…………!?




「嫌だ、怖いよ…今度は何!?」




樹里は、怯えているようだった。


綾は、無言で汗を掻いている。




「まさか…銃じゃないの……?」




堀江さんが、そう言った。




「やっぱり、堀江さんにも、そう聞こえた………?


私も、多分…銃だと思う………」




音のした方向からして、きっとこの扉の奥だ………。