それから、三十分位…綾と電話していた。




気付けば、もう夜の十二時。




「あ、もうこんな時間だ。


綾、また明日の夜に」


『うん、おやすみ』


「おやすみ」




そう言って、電話を終えた。




明日の肝試し……。


何も起こらないと良いんだけど………。




いや、何もって事はないかな。


勝本君とは、やっぱり仲良くなりたい気もするけど…。




何か、それどころじゃなくなりそうなんだよね…。




そんな不安で胸をいっぱいにしながら、私は布団に潜り込み、


眠りに就いた。