保育士は超アイドル!〜恋していいですか?〜

「話はここでもいんだろ?わざわざよつば保育園まで行かなくても」


静かな声で蓮が言う。
覚悟を決めたようにも思える。
それとも何か上手い考えでもひらめいたのだろうか。


「いいよ」


やり取りを聞いている月川の顔だけ引きつって行く。
が、蓮が覚悟を決めたのなら、自分もそれに従うしかない。
月川は心の中で大きく深呼吸して自分に言い聞かせ、心を落ち着かせた。


「何か飲み物を買って来ます」


そう言って一度、蓮を見た後、車を降りた。
ここは二人だけの方がいいと判断して、気を利かせたのだ。
車内では感じなかったが、外に出た途端に秋の終わりの風に体を包まれた。


「コンビニはどこだ?」


肩をすくめながら月川はゆっくり歩いて行く。