保育士は超アイドル!〜恋していいですか?〜

「よつば…保育園?え?風人さん、これからロケですか?何かの撮影?まさか蓮さんも?すみません。聞いてなかったです」


「もういいよ。どうせ月川さんもグルなんでしょ?知らないとは言わせない」


大きなため息をついた後、風人の大きな目がバックミラー越しに月川をじっと見つめる。
美しい顔とは怒っても美しい…。
と、月川は、つい不謹慎な事を考えてしまう。


「あの、何の事だか。もしかして、お迎えとか?」


こんな状況とはいえ、バカな質問をしてしまったことを少し後悔する。
無能なマネージャーだと思われはしないだろうか。


「月川さん、こんな丑三つ時に(うしみつどき)子供を迎えに行くって怖くありません?妖怪じゃあるまいし」


ミラー越しの鋭い視線をまともに見る事が出来ず、月川は黙り込む。