柚の話を綾乃はきょとんとした顔で見ている。
綾乃は褒められる事が何より好きだ。
柚はそこを利用して、突いてきた。
怒っていた顔を次第に緩ませながら、綾乃は『こほん』と軽い咳を一度した。
「えぇ、もちろん。まぁ……、私が言うと?当たり前すぎるから、あえて、言わなかったのよ。あ、え、て。あなたに気付いてもらおうと思って。ほら、あなたは一応、主任なんだから」
『一応』という言葉に少しの引っ掛かりを感じながらも、柚は話を逸らせた事にホッする。
「やっぱり、そうでしたか。綾乃先生は思慮深いですもんね。ほんとに尊敬しています。そのお話だったんですよね?私に後輩をきちんと育てる事を教える為の」
「え、えぇ、もちろん。分かればいいのよ。分かれば。あっ、職員室のお砂糖、無くなりそうだから。補充、よろしくね。…ほんとに、莉子先生が舐めてるんじゃないの?無くなるのがやけに早いのよ」
ブツブツ言いながら綾乃は園児たちの部屋へと戻って行く。
綾乃は褒められる事が何より好きだ。
柚はそこを利用して、突いてきた。
怒っていた顔を次第に緩ませながら、綾乃は『こほん』と軽い咳を一度した。
「えぇ、もちろん。まぁ……、私が言うと?当たり前すぎるから、あえて、言わなかったのよ。あ、え、て。あなたに気付いてもらおうと思って。ほら、あなたは一応、主任なんだから」
『一応』という言葉に少しの引っ掛かりを感じながらも、柚は話を逸らせた事にホッする。
「やっぱり、そうでしたか。綾乃先生は思慮深いですもんね。ほんとに尊敬しています。そのお話だったんですよね?私に後輩をきちんと育てる事を教える為の」
「え、えぇ、もちろん。分かればいいのよ。分かれば。あっ、職員室のお砂糖、無くなりそうだから。補充、よろしくね。…ほんとに、莉子先生が舐めてるんじゃないの?無くなるのがやけに早いのよ」
ブツブツ言いながら綾乃は園児たちの部屋へと戻って行く。

