保育士は超アイドル!〜恋していいですか?〜



~昼も夜も頑張ります~



「柚先生、ちょっといいですか?」


園児たちがようやく昼寝を始め、他の仕事に移ろうと柚が立ち上がったところで後ろから声をかけられた。


そこに立っていたのは、大きなうさぎのアップリケのエプロンが特徴の城戸綾乃(きどあやの)だった。
綾乃は柚よりも5歳上の41歳。
独身で、いつもすっぴん、男の影は全くと言っていいほどなかった。
柚は主任でありながらも、年上でこの園で古株の綾乃が少し苦手だった。


「はい。綾乃先生、何かありましたか?」


「えぇ。おおありです」


そう言って柚を見たあと、すたすたと部屋を出て行く。
トゲのある言い方に柚は肩をすくめながら、小走りについて行った。