「さぁ、行ってらっしゃい。こっちは来れる時だけで構わないから。体が大事よ。無理はするんじゃないのよ」
「分かってる。おばあちゃんこそ、無理すんなよ。若いと思ってても足腰は弱ってるんだからな」
笑いながら花畑 蜜は自分の腰をさすってみせた。
「なんですって?」
園長の言葉は怒っているが、顔は笑っていて楽しそうだ。
ほんの束の間の、月夜見 蓮の素の時間かもしれない。
蓮は小さな頃から保育園の園長だった、この祖母が大好きだった。
空一面がピンクに染まる桜の春、自分の背より高かったひまわりの夏、園庭の真ん中でやったたき火の焼き芋の秋、たまに降る雪にはしゃいだ冬。
季節を肌で感じながら、そこにはいつも蓮の祖母の笑顔があった。
優しさや思いやりはきっと、ここで祖母から学んだ。
「分かってる。おばあちゃんこそ、無理すんなよ。若いと思ってても足腰は弱ってるんだからな」
笑いながら花畑 蜜は自分の腰をさすってみせた。
「なんですって?」
園長の言葉は怒っているが、顔は笑っていて楽しそうだ。
ほんの束の間の、月夜見 蓮の素の時間かもしれない。
蓮は小さな頃から保育園の園長だった、この祖母が大好きだった。
空一面がピンクに染まる桜の春、自分の背より高かったひまわりの夏、園庭の真ん中でやったたき火の焼き芋の秋、たまに降る雪にはしゃいだ冬。
季節を肌で感じながら、そこにはいつも蓮の祖母の笑顔があった。
優しさや思いやりはきっと、ここで祖母から学んだ。

