保育士は超アイドル!〜恋していいですか?〜


「ちょ、ちょっと!」


追いかけようとする柚の背中を誰かが優しく止めた。


「大丈夫よ。任せましょう。ね?彼、みんなのお兄ちゃんみたいじゃない?」


「園長。保育士はお兄ちゃんではありません。責任を持ってやってもらわないと」


部屋の真ん中で、花畑 蜜は右へ左へ腕を引っ張られている。
早速、新しい先生の取り合いが始まった。
女の子たちは腕にしがみつき、男の子たちは背中に飛びついている。


「あれでも。ですか?対処出来ていません。早くしないと朝の会が始まります。これじゃ、ほんとにただのお兄ちゃんです」


柚は少し怒った言い方をするとさっさと部屋に入って行く。
心の中で、園長の花畑 蜜に対する態度の甘さに腹を立てていた。


「男だから何?私は甘やかさないんだから」