保育士は超アイドル!〜恋していいですか?〜

手から伝わる温もりが全身を熱くする。
ただ、手を握っているだけでこんなにも胸が苦しいなんて。
そう思った瞬間、柚はハッとした。
『私、花畑先生の事が好きなの?』
そんな訳ない。と必死で否定してみても、心は熱さを増して行く。
ずっと蓋をして来た、有り得ないと目を逸らして来た自分の中の恋する気持ち。
『好き……』
もう、いい。
歳が離れてるとか、私には似合わないとか、そんなのどうでもいい。
告白された訳でもないのに、何を悩んでいるのか。
心の中で想ってるくらい、別にいいじゃない。
好きな気持ちは変えられない。
自分で想ってるくらい構わない。
告白さえしなければ。
その先を求めなければ。
このままの関係を壊さなければ。
私にはこのままでいる自信がある。


自分の気持ちに気付いて、柚は数秒の間にあらゆる事を考えた。
やっぱり、この時間を壊したくない。
花畑 蜜との今を大切にしたい。
例え同僚としての関係だとしても。
私は彼が好き。