保育士は超アイドル!〜恋していいですか?〜

花畑 蜜はごく自然に、柚の右手をとった。
慣れたようでもあり、意識していないからなのかとも思ってしまう。
爽やかな秋風が似合う、スッとなびいた花畑 蜜の横髪と、少し恥じらった淡いピンク色の柚の頬。
どちらも青い空が最高の背景になっていた。


「今、ちょうど満開なんだ。柚先生と……」


そこまで言って花畑 蜜が黙り込む。
そして、ふと柚を見た。


「今は勤務中じゃないよね?」


つまらない質問を柚にする。
柚はキョトンとした顔で『うん』と答えた。


「なんて呼んだらいい?」


柚は思わず『えっ?』と、聞き返す。
一瞬、花畑 蜜が何を言っているのか分からなかった。


「なんてって……。柚先生……でいいでしょ?」


それ以上を望むなんて図々しいし、恥ずかしいと心から思った。