保育士は超アイドル!〜恋していいですか?〜

「へ?」


誘われてる?
誘われた?
マジで?


「一緒に?私と?」


「9時に保育園の前で。ここから一緒に行こう」


優しい笑顔が眩しく感じる。
これはどう捉えればいいんだろう。
柚の心は混乱する。
恋愛感情があるのかないのか。
ただの同僚としてなの?
ダメだ。
うぬぼれてはイケナイ。
必死で心にストップをかける。
これは同僚としてなんだ。
きっと。
たぶん。


「あ、あの、雨、雨が降ったら?どうするの?」


「降らないよ」


にっこり笑うその顔。
無敵だ。
まるでアイドル。
『瞬殺』『秒殺』とはこの事か。
柚の心臓は破裂寸前になっていた。


「さぁ、そろそろ仕事しようかな?」


軽やかな動作で園庭へと花畑 蜜が出て行く。
恋をすると好きな男の人が王子さまに見えたりする。
柚もまた、花畑 蜜が光り輝くどこかの国の王子さまに見えていた。