Name ~ 名前なんていらない ~







全校生徒の数が2000人を超える、私が通うこの学校。



そんな学校で1番可愛いとされる翼咲。


翼咲の隣にいれば、どうあがいたって私は他の人の目にかすんで映る。





――所詮、私の容姿はそのくらいだ。





「そーいえばさっ」




翼咲が、パチンと手をたたいた。






「ん?」





「夏川んとこ、いかなくていいのー?」