Name ~ 名前なんていらない ~








「あ!サクラ発見!」




詩多は教室にはいってきて、私を見るなり大きな声を出した。




”サクラ”

このクラスでの、私のあだ名。






「詩多…」




詩多、その隣には市山 エル(しやま える)。


エルの隣には双子の姉だか妹だか忘れたが、エリがいた。



その3人の後ろから、伊野 明可李(いの あかり)、藤 梨衣那(ふじ りいな)が出てきた。






「詩多~、これ、どぉするん?!」




梨衣那は、肩まである茶色の髪をいじりながら言った。