花火大会当日の朝は、 曇りの天気予報が嘘かと思うくらいの快晴だった。 きっと、私の赤い下着の魔法。 いつもより30分早起きした私は 髪をアップにして、 浴衣を紙袋に詰め込み、家を出た。 足取りは軽やかだった。 準備は万端。 あとは、花火大会を待つばかり。