「とにかく、今日は帰るわ。三浦、行くよ」 「おう!!歩雨ちゃん、お大事に~」 2人が出て行った病室は、 他の病人の喋り声が聞こえるはずなのに 私には聞こえなかった。 『・・もういいです』 この言葉が心に深く・・深く突き刺さった。 宮藤君のため・・が逆効果だったなんて・・ね。 私はどうすればいいんだろうね。 言うか 言わないか その2つの言葉がずっとぐるぐると回っていた。 歩雨side終わり