二匹と一匹の追いかけあいが始まる。


ぼくは、窓から空を見上げた。


昨日までとは打って変わって、よく晴れている。


しかし、しばらく学校は休みになった。


そりゃそうだ。


あの偽アフロに破壊されたんだから。


パソコンを開くと、ブログは炎上していた。


青いりんごvsその他の図式で、それでもへこたれないりんごが凄いけど。


ぼくはバイトに行くことにした。


「なんでこいつもおんねん‼てかお前、地球になにしにきてん?破壊しに来たんちゃうんか?なにいつまでも栗を食うてんのや‼」


「ゆっくりSLOWでeating。こんなに美味しいものがあるから、もう少し食べてからでもいいじゃん」


「てか、なんで同じポケット入らなあかんねん‼」


「仕方ないだろう。POCKET一個しかないんだから」


「なんやポケて。はしょったんか?ポケットをポケてはしょったんか?ッとトどこ行ったんや‼はよ探して連れてこい‼」


「ット‼」


「お前、バカにしとるやろ?」


なんて騒がしい漫才がパタリとやんだ。


みゆきさんがお店の前に佇んでいる。


「まさるくん、お店、閉めることになっちゃった」