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あれから3日、お休みをいただいた。




どうやら、気持ちが高ぶっていたらしい。


痛みなんて、我慢できると思ったのに。



大哉に送ってもらえるならば、仕事にも行けるわけだし。


電話番でも何でも、出来ることはしようと思っていたのに。


病院に行って安心したのか。


大哉がずっとそばにいてくれるとなって、気が緩んだのか。



その日の夜になると、身体中を痛みが襲い、起き上がることも出来なくなった。



「…っ、―――。」



痛み止めを飲んでも、薬が効くまでの時間がきつい。



「全身が痛い…。」



つい、情けない声を出してしまう。