『…………俺、リーダーに嘘ついてた』
『…………?』
『さっき夜遊びはどうだった?って聞かれて、
楽しかったって答えたけど本当はすげー疲れた』
みんなが心の底から楽しんでいたからこそ、
言えなかった言葉。
『1日中遊ぶのってこんなに疲れるんだな。
それに……』
『それに?』
『友達は今頃何してんのかな?とか、
学校はどうなってるかな?とか、
そんな事ばっかり気になっちゃって………』
俺は正直な気持ちをリーダーに打ち明けた。
こっちの世界に来たという事は現実世界のものを全て捨てるって事なのかもしれない。俺はそんな覚悟もなく、安易な気持ちで足を踏み入れてしまった。
おふくろは………
俺が居なくなってどう思ってるかな。
最近は喧嘩ばっかりだったけど、
二度と会えなくてもいいと思った事はない。
『やっぱりユウキは俺の思った通りの人だった』
何故かリーダーは安心したように微笑んだ。
そして………………。
『でもユウキは危ない橋を渡らなくていい』
『…………危ない橋?』
『俺がなんとかするから』
そうリーダーは力強く言った。



