「近未来少年少女」






『そうだよな……悪かった。
中途半端に話されるのが一番イラつくよな』


リーダーは覚悟を決めたように俺の目を見た。


『ユウキ、俺は………』


何を言われるのか。
俺の心臓は大きく音を鳴らした。


ドクン、ドクン…………。






『この世界を壊したいんだ』


ドクン‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐。


俺はリーダーの目を反らす事が出来なかった。

突然過ぎて何を言ったらいいのか分からない。



でもひとつだけ分かるのは…………

リーダーは本気だ。


壊す………この世界を?なんで?

動揺しすぎて頭の整理がつかない。そんな俺を見たリーダーは大きく息を吸って、空を見上げた。


『この世界は偽物だ。
俺達はここに居たらいけない』


………………偽物?

俺も同じように空を見てみた。


そこには無限に広がる青空と白い雲。
清々しいこの空気さえも全て偽物……?


『リーダーは………何で俺に話してくれたの?』

この様子からして、リーダーはこの事を誰にも打ち明けていない。それなのに昨日会ったばかりの俺なんかに………。


『なんとなくユウキは他の奴らとは違う気がしたんだ』


『………違う?』


『うん、上手く言えないんだけどさ』


実は俺も同じ事を思ってた。

俺はみんなと違うんじゃないかって、
本当は、本当は…………。



『俺、なんで自分がこの世界に選ばれたのかいまだに分かんないんだ』