「近未来少年少女」





遊んでいると時間が過ぎるのが早くて、
いつの間にか空は明るくなっていた。

街に居る住人達の数も少なくなって、時間のサイクルは本当に昼夜逆転のようだ。


『俺達もそろそろ寝るか!』

ゲンタが隣で大きなあくびをしている。


『うん、私も眠い』

『そうだな。帰って一眠りしようぜ』


シオリとノリが後に続く。

女子達は自分のプレハブに帰って、男子は四番街にあるあの家に戻る事になった。


…………楽しかったけど、正直疲れたな。
考えればオールだし。

俺はポケットから携帯を出して時計を確認した。


《4:30》

ここにいると時間の感覚がほとんどない。

こっちが明け方の4時30分って事は、
向こうでは夕方の4時30分か。


丁度、学校も終わってみんな帰ってる時間だな。


フクは何をしてるだろう?
今頃ひとりで帰ってんのかな………。


多分、シオリに続いて俺まで音信不通になったから
フクはめちゃくちゃ心配してるだろうな。

こっちには届かないけど、電話やメールも沢山してくれてると思うし………。