『ユウキ、どうだ?』
うるさい店内でリーダーが声を張った。
『すげー………』
俺の声は完全にかき消されていたけど、
リーダーは優しく笑った。
とりあえず俺は面白そうなゲーム機に座っていたけど………ゲームが始まらない。
『…………?』
機械の横を見ると数字が書かれた押しボタンが。
…………あ、そう言えばこの世界の商品は自分のナンバーを入力して買えるってシオリが言ってたっけ。
その事を思い出して俺はナンバーを押してみた。
《087》
するとすぐにゲームが始まった。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ドーンッ!ピコピコ………ドーンっ!!
俺がやっているのは格闘ゲーム。
ゲームが終わってもすぐにまたナンバーを入力すれば再び始まる。それを何回か繰り返していると……
『‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐おい』
突然肩に手を置かれて、思わずビクッとしてしまった。
恐る恐る振り返ってみると…………
そこには見知らぬ男が立っていた。
『お前がルーキーのユウキ君?』
馴れ馴れしい口調、そして何故か男は俺の名前を知っていた。



