“この世界を甘くみてる”
その後、リーダーは何も語らなかった。
『ちょっと遅いよっ!』
みんなが居る家に戻るとシオリが真っ先に文句を言った。
『悪いな。色々男同士の話しがあるんだよ』
リーダーは何かを悟られないように笑顔を作っている。
『えーっ!怪しい』とふざけるユキにも『怪しくねーよ。な、ユウキ?』と俺に同意を求めてきた。
この瞬間、俺は少しだけ違和感を感じた。
これはただの勘で憶測に過ぎないけど……………
リーダーは何かを隠してる?
みんなに言えないような何かを……。
『じゃぁ、新しい仲間ユウキが加わった事で今日は騒がしくやりますかっ!』
その場の空気を変えたのはゲンタ、通称ガンちゃんだった。
『おい、ガンタ。騒がしくってお前いつも騒がしいじゃねーか』
リーダーが呆れた顔をするとシオリがすかさずある事を言った。
『ねー不思議に思ってたんだけど、なんでゲンタってみんなからガンちゃんって言われてんの?さっきリーダーもガンタって言ってたし』
…………確かに。
俺も実は少し気になっていた。



