『みんな祭りごとが好きでうるさい奴らだけど、
悪気はないから許してやって』
俺達は家から少し離れた場所に腰を下ろした。
『俺の事は名前でも何でも好きなように呼んでいいから』
『…………はい。じゃぁ、リーダーで……』
苦手な敬語が自然に出てしまう。だってこの人の前だと恐縮してしまうぐらい俺には大きく見えた。
その姿を見たリーダーは突然ぷっと吹き出した。
『そんなに警戒しなくていいからっ!
ここではみんな平等、敬語もなし。な?』
相変わらずの存在感だけど、リーダーもなんだかいい人そう。するとリーダーはすぐにある事を口にした。
『なぁ、ユウキはこの世界にどうやって来た?』
多分、リーダーはこの事が聞きたかったっぽい。
どうやってって…………。
『えっと、ミ……いや、Mって奴に案内されて……』
『M?どんな奴だ?』
俺が言い終わる前にリーダーは言葉を被せてきた。顔が険しく見えるのは気のせい?
どんな奴って聞かれても俺もあいつの事何も知らないし、つーかやっぱりみんなミノルの事を知らないんだ。
俺は簡単に色白で細身の少年と説明した。



