俺の家を含めてみんな同じ平屋だったけど、この家は今までとは違う手作り調の別荘のような建物だった。
シオリは何のためらいもなく家の中へと入っていく
ガチャっと開いた扉の向こうには人がいた。
この世界に来てシオリ以外の住人との初対面。
『よーシオリ。あれ、もしかしてそいつが……』
金色の短髪に上下黒のスウェット姿の男。不良のような外見でなんとなく怖そうな印象だった。
『うん、ユウキだよ』
それなのにシオリは普通に喋ってるし。
『俺、ゲンタ。よろしくな』
ゲンタはニカッと笑って俺にに握手を求めてきた。見た目とは違って親しみやすそうな性格で少しホッとした。
『あ、よろしく………』
握手に応えると、先ほど同様に握手をしたミノルの事を思い出してしまった。ゲンタの手はミノルとちがって力強くて大きい。
それから続々と奥の部屋から人が出てきて、
俺は訳も分からず自己紹介を繰り返した。



